腰の痛みと寝る姿勢の関係について、お話します。

寝ている時の姿勢は、腰の痛みと大いに関係があります。

人生の3分の1くらいは寝ているわけですから、その姿勢が腰に負担をかけるような姿勢だとしたら、腰に良いわけがありません。

例えば、仰向けになって脚をまっすぐに伸ばすと、腰の筋肉が引っ張られて緊張した状態になります。

この状態は腰椎が圧迫されるため、長時間続けると痛みが出ることもあるでしょう。

腰痛がある人にとっては、とるのが辛い姿勢の一つでもあります。

そこで、股関節と膝を曲げて寝てみてください。

そうすれば、腰の筋肉が緩みますので、腰椎の負担が軽くなり、圧迫されている状態から解放され、楽になるはずです。

また、寝具も大切になってきますから、腰に良いと言われているマットレスやベッドを選んで、できるだけ腰に負担をかけないように心がけてください。

寝具選びは、とても難しいものです。

布団の場合、硬い物は良くありませんが、ふかふかの布団も問題があります。

適度な硬さがあると良いとされていますが、その判断が難しいでしょう。

寝具売り場などで店員さんに相談してみるといいかもしれませんね。

腰の痛みはストレッチで緩和できますので、ストレッチの方法を3つご紹介いたします。

まず、床に仰向けに寝てください。

両手を横に広げて、片足を反対側に倒すようにします。

もちろん、反対側も同じように行ってくださいね。

次のストレッチも、やはり仰向けに寝ます。

両膝を曲げて、仰向けのまま膝を抱え込み、胸部に引きよせるようにしましょう。

最後に、もう一つご紹介します。

今度は、床に正座してください。

両腕を肩幅程度に開いて、両方の腕と背筋を伸ばすようにして、体を前に倒します。

この時、胸が床に付くようにしていくのがポイントになります。

ストレッチというのは、筋肉を伸ばして血行を良くして、新陳代謝を促進していくものですので、無理をしないようにすることが大切です。

体が思うように動かないからといって、思い切り反動をつけたり、呼吸を止めて歯を食いしばるなどは、間違ってもしないようにしてください。

リラックスした状態で、ゆっくりと呼吸をしながらやることが肝心なのです。

無理をして、痛みが出るほどのストレッチを行うと、かえって腰の痛みを助長する可能性もあるので、マイペースにやるようにしましょう。

腰の痛みは、女性に多くみられる傾向にあります。

その理由としては、いくつかありますが、代表的なものを2つ挙げてみましょう。

・腰に負担が掛かることが多い
・女性特有のホルモンなどの問題

腰に負担が掛かると、腰に痛みが出るということは容易に想像できますよね。

女性の場合、妊娠や出産、子育てなどで、腰に負担が掛かることが多いのです。

妊娠中は、急激に体型が変わり、妊娠していない状態の時との違いでバランスが取れずに、腰に負担が掛かります。

バランスを取ろうとして、お腹を突き出すような姿勢になることも、腰痛を誘発していると言えるでしょう。

出産時には、骨盤が広がりますし、子育て時には、赤ちゃんを抱っこしたり、授乳したりする際の姿勢も腰に負担を掛けます。

さらに、ハイヒールなども、腰に負担が掛かる原因になっています。

ホルモンの状態で言いますと、生理痛などがありますね。

閉経後に女性ホルモンの不足により、骨粗しょう症になる女性も多く、これも腰の痛みの原因になります。

また、女性は男性よりも筋肉の量が少ないため、どうしても腰痛になりやすいでしょう。

それに、ストレスなども腰痛の要因となりますが、いずれにしても、腰の痛みを感じたら、早めに対処した方がいいでしょう。

腰の左側が痛い時には、病気が原因になっていることも考えられます。

腰の左側が痛い場合、体の左側にある臓器に異常が起こっているのかもしれません。

病気が原因で腰が痛くなることは、かなりよくあることのようです。

では、どのような病気が原因になるかというと、膵臓や腎臓などの病気が考えられるでしょう。

例えば、尿管結石の場合、左側の腎臓にできた結石が尿管に入って、激しい痛みを起こします。

それに、膵臓も悪くなると、腰の左側に痛みが生じます。

膵臓がんやアルコールの多量摂取による慢性膵炎なども、腰の痛みが出る病気です。

このような病気が左側の膵臓、もしくは、腎臓などに生じた場合には、腰の左側が痛くなります。

また、女性の場合は卵巣の病気なども考えられますし、両側にある臓器の片方だけが病気になることも少なくありません。

病気が原因の腰痛の場合、放置していて治ることはないものです。

腰痛が継続して起こるようなら、早めに病院に行って、原因を調べるようにしてください。

腰の右側が痛い時は、どんな病気が考えられるのでしょうか?

腰の右側の痛みの場合、肝臓や腎臓の病気を疑ってください。

肝臓が悪い場合、腰の右側に痛みが出ることが多いようです。

沈黙の臓器とも言われている肝臓の病気は、初期症状があまりないため、かなり進行してから気付くことが多いでしょう。

肝臓に負担がかかるような生活をしている方が、腰の右側に痛みを感じるようでしたら、肝臓の病気かもしれませんので、すぐに病院を受診してください。

また、腰の右側に痛みが出る腎臓の病気として、遊走腎が考えられます。

どのような病気かと言うと、腎臓が10センチほど下垂する症状が出ます。

腎筋膜(ジェロタ筋膜)が弱いことが原因となって腎下垂が起きると、腰が痛くなることがありますが、この際、腎臓の位置の関係により、腰の右側に痛みが起こるのです。

遊走腎が原因で腰の右側が痛む場合、横たわると痛みが消えて、体を起こすとまた痛むといったような症状が起こるでしょう。

腹壁の筋肉が弱くて体脂肪が少ない、痩せ型の方が発症することが多いと言われています。

ただ、これは、筋肉を付けたり、太ることで改善できます。

少し珍しいケースでは、虫垂炎の際に腰の右側が痛くなる方もいるみたいですね。

他に考えられる病気としては、婦人科系の病気もあります。

腰痛の原因に心当たりがなければ、早めに病院を受診して、検査を受けた方がいいでしょう。